2020芸術祭へ
波の合成、というのをご存知だろうか。
波というのは物体とは違い、お互いにぶつかった時に跳ね返ったり壊れたりすることはせず、何事もなかったかのようにすり抜ける。しかし、そのすり抜けている最中だけ波と波が足し算され「別の形の波」が現れる。
波というのは音を始め、色や電波を司るものである。それゆえ、波と波が合成された時、今までになかった色や音・響きを作り出すことができる。
また自分の首を絞めた
基礎ゼミも終わり、授業の課題に追われ深夜の作業が増えてきた今日この頃。そんな既に死にそうな状況だが、面白い話に誘われた。
2020年のオンライン芸術祭に出品する映像作品の音楽を担当してくれないかという話だ。
参加すれば自分の首を絞め、寝れない生活を強いられることはわかっていたのだが、、好奇心には勝てない。参加するとワクワクしながら連絡してしまった。(あ~あ)
LINEグループができ、仮台本が送られ、歌詞が送られ、、忙しい生活の中、久々に自主的な創作への意欲が沸いてきた。
↑早速作曲に勤しんでいる。あれ和声課題は?うるさい。俺はこれをやるnda...
新たな出会い
コロナ禍の中、創作活動のために集まった5人。
監督・ゆっこ。キャスト・まや、たかみ、ふみな。作曲・たくみ。
直接話すのはそれぞれ初めてだったはずだが、自己紹介もなく今まで知り合いだったかのように話が進んでいく。不思議なことに自己紹介なんてしなくても、その人がどういう人なのか話しているうちにわかってくるものだ。というか、「個性」というものが溢れ出て留まることを知らないので、嫌でもわかる。それぞれ20年間色々な感動に触れ様々な経験をしてきた5人は、個性的でそれぞれの色を持っているように思えた。それに何と言っても話が合う。楽しい時間を過ごすことが出来た。
演技の練習と撮影をし、その後宣伝用の写真を撮影。今日は作曲の仕事がほぼ無いので、私は監督ゆっこのアシスタント(笑)として照明持ちを担当。
監督の指示で照明の角度や高さを変えるのだが、面白いことに少し変えるだけで写り方が変わる。写真の世界は全くの素人なのでどのような言葉を使ってこの感動を表せばいいのか分からないが、知らない世界の専門家が目の前で魔法を使っているように見えるのはきっとお互い様なのであろう。
その後、私も撮られた。恥ずかしかった()
↑宣伝用の写真を撮っているところ。素人なのでうわ~すげ~しか言ってなかった。
クリエイターが集まるとき・・・
学校も年齢も性別も、クリエイターの世界には関係がない。これは学生でもプロでも変わらないだろうと私は考えている。各々が磨いたセンスと技術を遺憾なく発揮し、私たちがみたい世界を創り上げる、ただそれだけのために時間と労力をかけるのだ。
この先、どんなものができるのか私たちにすら全く分からない。
しかし、個性豊かな異なる波を持つ5人が集まったことで、果たしてどのように波が重なり合いどんな色・響きを作るのか楽しみだ。
2020/10/3